2024/12/03 18:18

イチカラトトノウは、狭いサウナ室でも行える“香りのプログラム”を企画中ですが、香りを感じるための嗅覚は、五感の中で唯一、脳の記憶を司る海馬という部位に直接信号を送ることができるそう。
記憶と密接に結びつく香り。ドルチェアンドガッバーナの香水のせいで好きだったあの人を思い出してしまうのもこの“プルースト現象”よるものです。
この現象を逆に利用すれば、ある出来事を記憶に刻むために、忘れたくない瞬間にあとから香りをくっつけるなんてこともできるのではないでしょうか。
例えば、これから釧路を離れる方に向けて、我々がイベントの際に金木犀のハーブを使用すれば、その方が旅立った先で、偶然金木犀の並木道を通った時に釧路の銭湯を思い出してくれるかもしれません。
何年先になるかわかりませんが、我々のイベントに参加し、釧路を旅立った方から「あの香りで釧路の銭湯を思い出したよ」なんて言葉が聞けたら素敵ですね。
ここまで、紀元前3000年カラトトノウをお読みいただきありがとうございました。今後もサウナそのものの知識や技術にとどまらず、取り入れることができそうな様々な分野について知見を深めて参ります。