2024/07/21 18:31


 現在私は、某サウナ施設でアウフグースを学んでおり、その道の奥深さに日々気づかされています。皆様も施設のイベントなどで体験したことがあるかと思いますが、“アウフグース”と“熱波”という言葉は、明確に定義されているわけではないものの、私はやはり別物だと考えます。

 とにかく熱さを求め、力強い仰ぎやブロワーで風を送る熱波。熱さに耐える漢達には、1人では味わえないトトノイがまっていることでしょう。

 一方、アウフグースは、サ室内で熱されたサウナストーンによる蒸気の溜まり方や動きを掴み、定期的に換気をしながら無理なく温度と湿度の上昇を楽しんでいただくサービス。強い風。まろやかな風。1人を狙った風に、会場全体に送る風。時には天井をめがけて仰ぎ、背中から風を送ることも。

 我々イチカラトトノウには、熱波を習得しようと鍛錬している部員も在籍しております。言葉だけでは伝えられない、日本の熱波とドイツのアウフグースそれぞれの良さを比べながら体感していただくイベントなんて開催したいものです。

 今回のブログにおける熱波、アウフグースについての考えは諸説あり、世界中の熱波師、アウフギーサーの方々は、さらなる技術の向上を目指し、日々精進されています。たくさんの技術を体験し、自分のお気に入りの風を見つけてみては。